ミステリの題材自体は悪くないと思う。「どこ行き」という子供遊びを見立てた暗号トリックや、入れ替わりトリックもそれなりに面白い。過去と現在の交互の描写も良かったと思う。だけど、ご都合過ぎる人間関係にウ~ンって感じだし、作者が狙ったであろう擽り部分があまりにも自分に合わなくて、ドン引きするぐらい面白くなかった、、、。特に女性警官の不倫の描写の必要性が全く感じられない。キャラ萌え要素が盛り込まれた警察小説は昨今多いし、私も大好きだが、この作品は変にそれを狙ってるとしか思えなかった。キャラ描写が悉く裏目に出ている作品だとしか言いようがない。まぁ、人の好みによるかもしれないが。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年3月5日
- 読了日 : 2012年3月5日
- 本棚登録日 : 2012年2月28日
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