英語の発想: 翻訳の現場から (講談社現代新書 686)

著者 :
  • 講談社 (1983年3月1日発売)
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本棚登録 : 28
感想 : 4
3

昭和58年刊と古いせいか、かなり読みづらいのですが、でも読んで良かったです。
私にとっては目からウロコな本でした。

英語を話す時や、日本語を英語に変換するとき、いつも言外のニュアンスが伝わらないような気がしていましたが、それは日本語が「不可欠な辞を通して話し手の気持ちと結びついている」からだと、この本を読んで気づきました。
たとえば、「次郎に行かれた」という文に暗示されている非難めいたニュアンスが、英語に書き換えた時に抜け落ちる理由が、日本語の共感話法という特性に起因する、というところなど、今まで思いもよりませんでした。
他にもいろいろ興味深かったです。

私は頭のてっぺんからつま先までどっぷり日本人で、言葉や文章を組み立てるとき、日本語の特性に非常に支配されているんだなぁと思い至りました。
英語の論理的な感じの方が好きだし、そっちの方が生きるのに楽だったなぁ、などと思ったりもして、いろいろと考えさせられました。

とても読みづらいので★3つにしましたが、内容はとてもおもしろいので、おすすめです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 英語学習
感想投稿日 : 2016年6月9日
読了日 : 2016年6月9日
本棚登録日 : 2016年6月9日

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