腹を割ったら血が出るだけさ

著者 :
  • 双葉社 (2022年7月27日発売)
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本棚登録 : 3475
感想 : 216
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この作品は私には向いていなかったと読了して思いました。
もっと若年層の方とか住野よるさんのコアなファンの方向けの作品ではなかったかと思いました。


この作品は糸林茜寧(あかね)という高校生がライブハウススタッフの女装した男性である宇川逢のことを『少女のマーチ』という小説の登場人物に似ていると言って自分を主人公に見立てて、小説をなぞってみることを始めたことからスタートします。

でも、茜寧が小説の中を現実とだぶらせてしまうほどの生きる辛さとか、人から愛されたいという欲求とかが、私はもういい大人なのでよく理解できず、共感できませんでした。人から愛されることよりもっと大事なこともあることを私は知っているつもりです。

茜寧と逢の関係性はよかったと思います。

この作品のテーマは何だろうと考えてみました。
1小説にのめり込みすぎることの危険性。
2本当に人を救うのは小説ではない。他の誰かもしくは自分自身である。
3しかし、小説に救われた人がいれば嬉しい。

などが思い浮かびましたが、違っているかもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年8月16日
読了日 : 2022年8月16日
本棚登録日 : 2022年6月25日

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