キッチン風見鶏 (ハルキ文庫)

  • 角川春樹事務所 (2018年6月15日発売)
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本棚登録 : 1644
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異国情緒漂う港町にあるレトロな雰囲気のレストラン「キッチン風見鶏」。
そこで、ウェイターとして働きながら、漫画家を目指す24歳の坂田翔平。
そしてオーナーシェフの絵里さん、32歳。
絵里さんのことを好きなお客さんの手島さんと亡き妹の子どもで養子の歩。
占い師で、やはりお客の寿々。
絵里さんのお母さんで、癌で延命治療を止めて余命の短い祐子さん。

絵里さんは人をプロファイルする達人。
そして、翔平と寿々の二人は、なんと人の守護霊が見えるという特殊能力がありました…。
普通のお話だと思ったら、守護霊が見える登場人物が活躍するのが何ともユニークでした。

絵里さんと手島さん。
翔平と寿々の恋の行方もよかったです。
それぞれの夢も、進路変更もありましたが、いい方向へ進みました。

森沢作品の『きらきら眼鏡』に出てくる、大滝あかねさんの登場もサプライズでした。

森沢語録
「自分の人生は、自分が創る」
「人生に『正解』はない。自分で選んだ道を自分の努力で『正解』にするだけ」
「人生に行き詰まったら、まず環境を変えてみる」
「自分の心に嘘をつかずに人生を創っていくこと」
「人生はあっという間。自分の好きなこととか、良かれと思うこと以外のことなんてやっている暇はない」

今回の、森沢語録(と私が勝手に名付けて毎回まとめているものですが)は、特に響きました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年12月15日
読了日 : 2020年12月15日
本棚登録日 : 2020年12月13日

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