どんな毒もたちどころに解毒するという、謎の秘薬を求める人がいるらしい。そんなウワサで始まるこの巻では、将軍の毒見役が、毒を盛られて死ぬという事件が発生。犯人を見つけるため、大目付の命により、表御番医師の良衛が調理場をあらためることに。将軍にかかわることなので、あらためるにしても本来は奥医師の役目。ですが、例によって(?)弱みを握り、真相解明に奮闘します。そして謎の秘薬を求める人物の正体も明らかになり一件落着。しかし、今後も良衛が大目付の言うとおり動くかどうか…。良衛に密偵となってほしい大目付と、自分はあくまでも医者、と開き直る良衛のあいだに、溝が生じたようにも見えました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(歴史/時代)
- 感想投稿日 : 2014年6月22日
- 読了日 : 2014年6月6日
- 本棚登録日 : 2014年6月6日
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