これは梨木さんが渡り鳥を追いつつ、
出会った「渡り」たちに触れている。
それはワタリガラスやヒヨドリ、
オオワシばかりではない。
生きてるものは
みな、「渡り」だ。
どこかに還りたくて仕方ない。
だから、
悲しいくらいに還る場所を作り続ける。
生まれおちた瞬間から、
私たちは「渡り」続けている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
現代文学
- 感想投稿日 : 2012年6月10日
- 読了日 : 2012年5月15日
- 本棚登録日 : 2012年5月9日
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