門 (新潮文庫)

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本棚登録 : 2587
レビュー : 218
著者 :
美希さん 日本文学   読み終わった 

三部作でこれだけ読んでなかった。
「彼は門を通る人ではなかった。又門を通らないでも済む人でもなかった。要するに、彼は門の下に立ち竦んで、日の暮れるのを待つべき不幸な人であった。」
怖ろしいなぁ。
「それから」もえらく現代的だなあと感心したけど「門」はまさにここ数年の日本という感じ。
格差やみじめさに耐えられなくなって思い悩み、過去の自分の負債が首を擡げ、どうしようもなくなったら仏門をたたく。
最近仏教系の本多いでしょう。
これからの日本は仏教的なイベントがはやるでしょうねというとある人の言葉を思い出した。
明確なノルマやゴールがない。自己実現や生きがいという度量衡が崩れて向う最終地点のようなね。

レビュー投稿日
2014年3月13日
読了日
2014年3月13日
本棚登録日
2014年3月13日
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