古今東西の猫エッセイをあつめたアンソロジー。動物学者や柳田國男が入っていたりと単なる猫愛好に留まらないラインナップ。もちろん漱石の「猫の墓」も入っている。私が気に入ったのは熊井明子さんの「私の猫がいない日々」。猫好き故に猫を飼わないと決めた日々、でも猫に飢えて方々の猫を訪ね歩き、猫を飼わないという決心は氷解する。猫はよその猫でもかわいい。でも自分の家の猫はひときわかわいい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アンソロジー
- 感想投稿日 : 2014年8月5日
- 読了日 : 2014年8月5日
- 本棚登録日 : 2014年8月5日
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