カッコーの巣の上で

  • 冨山房 (1996年6月22日発売)
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本棚登録 : 150
感想 : 16
5

映画は見たことがあったけど原作は初めて読む。
映画ではマックマーフィが主役でマックマーフィ視点で描かれているけれど、原作ではブロムデン(聾唖のふりをしたインディアンの大男)の語りで進行する。
筋は同じだけど、ブロムデンのすべてが「機械で支配されている」という幻想が、現代社会の比喩としてのストーリーの逼迫した雰囲気をうまく伝えてくれていた。
映画の映像を思い浮かべながら読んでいたんだけど、ラストはやっぱり泣きそうになった。
映画だとブロムデンが走り去るところで終わっていたけど、(だから私は悲観的な未来を予想していた)原作だとほんの少し希望が持てるその後が描かれている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外文学
感想投稿日 : 2013年5月7日
読了日 : 2013年5月7日
本棚登録日 : 2013年5月7日

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