フェリネッリ(?訳:トランペットを砕く)
有名なオペラ歌手らしく、白洲正子の両性具有の美でも紹介されていた昔のオペラ歌手。
ナルシストの物語は最後、泉を見みつめすぎて百合の花になるけれど、その泉っていうのがこの主人公にとってはアヘンだったんじゃないか?と、この主人公の世界を取り巻く性(さが)を視聴して邪推した。
おそらくそれがヘンデルが「オペラを二度と書かない」と言わしめたきっかけだったんだろう。
そして、泣きたくても泣けないやるせなさが付いて回る作品だった。
さすが古典ロマンだな、と思いながらも、かみ砕けない歯ごたえの悪さをぬぐえないストーリー。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
siryou
- 感想投稿日 : 2015年1月17日
- 読了日 : 2015年1月17日
- 本棚登録日 : 2015年1月16日
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