夕士くんのレベルアップ!な夏。
『普通に考えて当然できるだろうこと』が出来ない若い子が増えている。わからないことは質問したり、きちんと相手の心を汲み取って、自分もそれに見合う何かを返すことだったり。コミュニケーション能力の欠如。
そんな子達が、変わっていく青春の夏を、夕士の視点で眺めている。
うーん、説教くささが鼻に付くと言う人もいる本シリーズだけど、確かに穿って見るとそうかもね。その巻はかなりそうだった。
でも、納得の行く話だし、心に残る言葉も多かった。
コミュニケーション能力が欠けてる若い子って確かに多い気がする。マニュアルに従うだけで、工夫出来ない子。人との関係が上手く作れない人。
学校だけじゃなくて、もっと色んな世界があるはずなのに、その窓を開けようと思いつきもしない子供たちに、ほんの少し手を貸すには、どうしたらいいんだろう。
そんなことを考えさせられる巻でした!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童文学・ファンタジー
- 感想投稿日 : 2012年7月21日
- 読了日 : 2012年7月21日
- 本棚登録日 : 2012年4月22日
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