虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房 (2010年2月10日発売)
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本棚登録 : 12290
感想 : 1588
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ああなんて美しくて哀しい小説だ。ウィンズロウの『犬の力』と対になる、というか同じ話を描いているとも言えるけど、『犬の力』は激しい怒りを『虐殺器官』は激しい哀しみを感じた。そしてとにかく文章と構成が上手くて面白い。

でもやっぱり「美しい」というのがの一番の感想、日本人が書いた小説を読んで美しいと思ったのは佐藤亜紀さん以来かも。そして一番哀しいのはこんなに美しい小説を書く人がもうこの世にいないという事だなあ。なんてことだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 伊藤計劃
感想投稿日 : 2010年3月25日
読了日 : 2010年2月12日
本棚登録日 : 2010年2月12日

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