すばる 2019年 10 月号

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本棚登録 : 16
レビュー : 5
真夏日和さん  未設定  読み終わった 

古川真人『背高泡立草』読了。
海外翻訳文学を読んでいるような感じがしたのは何でやろう。
小説を読むとなんとなくその作者のことを知ったような気持ちになる。創作と現実の距離感みたいなものが寄せてきては、でもやっぱり創作されたものできっと本当のことは後ろに隠されていると思ってしまう。
この作品は家族の繋がりと物からの過去の繋がりのことがあって、倉庫のまわりにはえた草を借りにいく家族の人たちの一日と、土地というか場所に残る吉川家の記憶みたいなものを場所が思い返しているんやなぁと思いながら読んだ。土地の記憶ってワタシたちが知ることのないことだらけだと思うし。こうしてここに立っていてこの下になにが眠っているかなんて絶対分からへんし。
大阪は古い戦場とかたくさんあるから、余計そういうことを考えてしまっていて、この島の記憶みたいなのはワタシはするっと受け入れられる気がした。
それから、古川真人さん、芥川賞おめでとうございます~

レビュー投稿日
2020年1月26日
読了日
2020年1月26日
本棚登録日
2020年1月13日
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