日本史への挑戦―「関東学」の創造をめざして (ちくま学芸文庫)

  • 筑摩書房 (2008年12月10日発売)
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感想 : 3
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対談集は読みやすいものが多くて好きです。森先生が主に自分の説を話されているのですが、網野先生がすごく聞き上手でとてもよい雰囲気。
中世史や近世史の関東の「草深い農村」というイメージを変えてくれます。独自の文化があったんですね。
本筋とは違いますが、トロイの発掘で有名なシュリーマンが日本に来てたとは知りませんでした。日本人の清潔さに感心したとか、税関での武士の態度が見事だったとか、面白いエピソードが引用されてました。どの港でもチップを出してきたけれど、横浜で出したら「我々は日本男児」といって笑いながら手を振って受け取らなかった、そのくせ信じられないほど機敏に対応したとか。旅行記あるみたいなので読んでみたい。それでテレビの時代劇の役人の汚職の横行ぶりに森先生が怒ってました。テレビの発想が変わらないと日本はよくならないそうです。今の時代劇の凋落ぶりって、ある意味ではいいことなのかな。考証をきちんとしたさわやかなドラマを見てみたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年7月24日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年7月23日

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