イワシと気候変動: 漁業の未来を考える (岩波新書 新赤版 1192)

著者 :
  • 岩波書店 (2009年6月19日発売)
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本棚登録 : 83
感想 : 17
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2012 1/16パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。
なんか新書、それも自分の専門と遠い新書が読みたくなって手にとった本。
大気-海洋-海洋生態系という地球環境システムの変動を統一的に説明する「レジーム・シフト」理論を、イワシを入り口に紹介する本。海洋動態解析の話。
その理論自体が筆者のイワシの漁獲量変動の原因の研究からはじまっている。
普通に話自体が面白いのはもちろん、ふだんあまり馴染みのない分野の研究の話としても興味深かった。

・魚は大量の卵を生む、世話はしない
 ⇒・0コンマ数%の生き残り率の変化で個体数が激変する

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 研究
感想投稿日 : 2012年1月16日
読了日 : 2012年1月16日
本棚登録日 : 2012年1月16日

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