紙の世界史: PAPER 歴史に突き動かされた技術

  • 徳間書店 (2016年11月24日発売)
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かなりざっくりしたナナメ読み。

「テクノロジーが社会を変えるのではく、社会の方が社会のなかで起こる変化に対応するためにテクノロジーを発達させている」
ことが府に落ちる。

「新たなテクノロジーが古いテクノロジーと完全に入れ替わるといことは歴史ではめったに起こらず、たいていは有効な選択肢がひとつ増えるにとどまる」
なるほど。

「コンピュータは計算やデータの保存という発想で生まれた」
「コンピュータは本や紙の代わりをするべく開発されてきたのではなかった。情報をより収納しやすく取りだしやすい方法として考案された」
なるほど。

現代は、歴史上で突出したイノベーションは起きていなくて、戦略的なマーケティングによって起こされた錯覚なのかも。
とりあえず、紙はまだなくならない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事関係
感想投稿日 : 2017年4月14日
読了日 : 2017年4月14日
本棚登録日 : 2017年4月14日

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