犯罪小説集 愛蔵版 (1)

  • KADOKAWA (2016年10月15日発売)
3.11
  • (1)
  • (3)
  • (11)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 73
感想 : 10
5

タイトル通り「犯罪」の短編「小説集」。
人はなぜ、罪を犯すのか?ということがテーマの5つのお話。

・少女失踪事件で、罪悪感を抱える人々と、社会的には弱者の親子の話。
・多情のために殺人を起こした女が、かつての同級生だったことを知った主婦。その同級生の人生を調べていく話。
・ギャンブルにハマった御曹司の話。
・村八分にされて殺人を犯す男と飼い犬たちの話。
・昔の栄光を捨てられず借金にはまり殺人まで犯してしまう元プロ野球選手の話。

どれも、やりきれない結末で、悲しい。
それでも、どうしてこんな犯罪を犯したのかわからないパターンはなくて、現実もこんな感じなのかしらと思った。
リアルというわけでもないけど、どこにでもありそうな不安感満載の小説。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年7月12日
読了日 : 2017年7月12日
本棚登録日 : 2017年7月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする