音大でピアノを専攻している主人公が音楽療法を学ぶ中でクライアントや自身の家族、そして自分自身と向き合い葛藤する物語。
主人公は、家庭環境によって苦しみ、葛藤を抱えていてその描写がリアルだった。
自分の力ではどうしようもないことと生きていかなければならないのは、とてもしんどいだろうなと思いながら読んでいた。
主人公の感情の動き、変化が主軸になっているからか、音楽療法のクライアントの描写が中途半端ですっきりしない。
ラストももう少し描いて欲しかった。
色んな問題がそのままに終わってしまったので、それもすっきりしなかった。
なんと評していいのか難しい一冊だった。
☆1.0
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2024年11月18日
- 読了日 : 2024年11月18日
- 本棚登録日 : 2024年11月18日
みんなの感想をみる