昭和42年に発表された山崎豊子作品。安保闘争のはざまの時期、そして、いまだ労働組合の組織率が高く、労組運動も顕在化していたという時代背景もあっての作品。党や労組が、他の団体・集団にいかに入り込んでいくか、といった組織の怖さが描かれている。「オルグ」「フラクション活動」など、いまや死後と化している用語もいたるところで出てくるのも、時代の趨勢ということか?
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カテゴリ:
・山崎豊子
- 感想投稿日 : 2016年2月20日
- 読了日 : 2016年2月20日
- 本棚登録日 : 2015年11月29日
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