“死んでも残る念”の恐ろしさは感じるけれど、粘菌になじみがないので圧倒的な恐怖は今ひとつ。狭い集団の人付き合いの方がよっぽど…。画像検索もしたけど、粘菌躍動の力の入った描写やクライマックスがどうしても想像しにくかった。
そんな苦戦の反面、結集した杏奈の同級生たちの活躍と杏奈を最終的に救った決め手がストレートに胸を打つ。
次々と見事に回収されていく伏線にもゾクゾクさせられっぱなし。別々の点だった場所と人が一つの線になった瞬間、驚きと興奮の高ぶりが背筋を一気に駆け上がってきた。思わぬ満足感に遭遇。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ホラー
- 感想投稿日 : 2017年3月27日
- 読了日 : 2017年3月26日
- 本棚登録日 : 2017年3月26日
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