黄色い部屋の謎 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ル 2-1)

  • 東京創元社 (2008年1月31日発売)
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本棚登録 : 549
感想 : 61
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2024.3.20 読了
古き良き時代の雰囲気が好きで、それだけでのめり込んでしまう。文章が古臭いのも味だし、今とは全然違うスピード感(馬車や船、郵便物)もいい。
それでも、それぞれの消失トリックは秀逸だし色褪せない。力技感もあるけど、その後に書かれたいろんなトリックを読んできたから言えるのであって、当時の人はどのように読んだのだろう?なんてことを考えながら読むのも楽しかった。
被害者が加害者を庇うような言動が、ルールタビーユの解説の章に至るまでうまく隠されていて、そのあたりが作家の達意を感じる。
時代背景も含め、一遍のオペラのような読後感が心地よい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月21日
読了日 : 2024年3月21日
本棚登録日 : 2024年3月6日

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