姑獲鳥の夏 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (1994年8月31日発売)
3.79
  • (751)
  • (589)
  • (1188)
  • (29)
  • (15)
本棚登録 : 4650
感想 : 644
2

文章がページを跨がないように
コダワリを持ってレイアウトをしている、
そんな前情報をテレビでたまたま入手した後、
借りて読んだ本。

起承転結
【起】
入り込むのにすごく時間がかかった。
読んでは閉じ。閉じては読み。

【承・転】
面白くて面白くて。一気読み。
ああ、また好きな作家が増えた。
と嬉しくなった。

【結】
一言で言うと、「読んでいた時間を返して」

そんな結末だった。
個人的には「お粗末」と思うような。
空笑いするような、なんとも言えない結末。
ありえないだろ、と脱力するような。

なぜ、この作品にたくさんのファンがいて、人気があるのか、
私には正直理解が出来なかった。

入り口は慣れない文(作家の癖があるからね。)で進まないのはわかる。
中盤、ものすごくおもしろくてハマったのに
最後に裏切られた。

そんな感じ。

二度と京極氏の本は読むまい、と思ったほど、最後にがっかりした。
(事実、その後借りていた本も読まずに返却した)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 和書
感想投稿日 : 2011年8月5日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年8月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする