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7日でマスター 株チャートがおもしろいくらいわかる本
- 株勉強.com代表梶田洋平
- ソーテック社 / 2017年8月11日発売
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初心者の入門書としては非常にわかりやすく必要十分な内容になっている。
テクニカル指標も数多くあるが実際、ここに書かれているものだけで株価の流れがわかるはず。
株投資を始めて1年ちょっとの自分も何冊かの本を読んで勉強したけれど改めて復習・再確認できた。
新高値更新は自分は怖くて手を出さなかったけれど買ってみようかなという気になった。
ダイバージェンスという好機を見つける楽しみもできた。
ポジションを持ちすぎないということだけは気をつけたい。
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心を休める習慣――あしたを大切にするための知恵
- 植西聰
- 三五館 / 2017年3月19日発売
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心を休めるとはどういうことなのだろう。
生きてゆく中で自己嫌悪だったり、人間関係の行き詰まりだったりとかネガティブな感情にとらわれ苦しむことがある。
そのような時に放下著という言葉を思い出そうと思う。
全てを捨て去るという意味だが、自分自身のこだわりも捨て去る。
こだわりがなければ心も楽になるはず。
自分のことを忘れるくらい集中できる何かを見つけるようにしたい。
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神の値段 (宝島社文庫)
- 一色さゆり
- 宝島社 / 2017年1月11日発売
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ミステリーということでもう少しワクワク感だとか手に汗握る緊張感だとかが欲しかったのだけど、美術に特化した作品だったためか地味めであり、最後、犯人が暴かれていっても特に驚きもなかった。
唯子以外のキャラもあまり個性もなく魅力を感じることができず残念。
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億飛んじゃった! 株のしくじり先生 天国と地獄
- 別冊宝島編集部
- 宝島社 / 2017年5月15日発売
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億という大金をあっという間に溶かしてしまっても、それでもさらに勉強を続け、再び億り人へと復帰してしまうメンタルの強さは尊敬してしまう。
やはり根底には株が大好きという気持ちがなければ続かないのだろう。
血尿が出るまで心理的に追い詰められても続けられる強さは自分にはとうてい持つことはできない。
ただ株が大好きという気持ちは持ち続けていたいと思った。
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宝くじで1億円当たった人の末路
- 鈴木信行
- 日経BP / 2017年3月25日発売
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宝くじで当たった人達がその後、人生が変わったのか興味があり手に取ってみたが内容はちょっと違っていて、そこはちょっとがっかりだった。
様々な末路が短編式になっていて、虐待を受けていた子の成長後や首ポキをする人、クリーニング店の話などが好きかな。
ワイシャツの下に着る透けない下着は知って良かった。
豆知識的な誰かと話すときのちょっとした話のネタにいいのではないだろうか。
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【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎 (『このミス』大賞シリーズ)
- 岩木一麻
- 宝島社 / 2017年1月12日発売
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このような事が実際に行われたとしたら医者、患者、病院内の秩序・信頼関係はどうなってしまうのだろう。
考えただけでも鳥肌が立ってしまう。
よからぬ事を考え利用し、儲けようと考える者も現れる。
フィクションとはいえ将来的にあり得るかもと不安がよぎる。
そして最終章で再び衝撃が走り頭の中が真っ白に。
医療ミステリーの中で最高に面白くドキドキする作品に出逢った。
医者が書いた臨終にまつわる不思議な話。
現代の医学や科学では説明のつかない事もある。
意識のないはずの患者の横で財産横領の話をした途端、次の日に意識が戻り女が家を追い出された話は面白かった。
死を間近に控え魂が行きたい場所に飛んでいく話もよく聞くが本当のところは自分がその立場にならなければわからないが少々、怖い気もする。
年齢を重ねるにつれ死というものを少しずつ身近に感じ始めいろいろ思いを巡らす事も多くなった。
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日本人は死んだらどこへ行くのか (PHP新書)
- 鎌田東二
- PHP研究所 / 2017年5月15日発売
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死んだらどこへ行くのか。
現代では魂の存在自体が軽んじられている風潮にある。
現に直葬、極端にはゼロ葬という死んだらそこで終わり、無になるという考えも増えてきている。
死ぬときは一人というイメージが何だか悲しい。
コミュニティの再建の必要性を大いに感じる。
あの世だとか生まれ変わるとかそういう感性が薄れているのに「君の名は」や「シン・ゴジラ」などの死や破壊を深く描かれたものがヒットするのも興味深い。
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無葬社会 彷徨う遺体 変わる仏教
- 鵜飼秀徳
- 日経BP / 2016年10月27日発売
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Amazonでお坊さんを手配してもらうシステムや遺骨を宅急便で送って供養してもらう送骨など変わりゆく葬送に、あまり驚くこともなくむしろ少子化に伴い受け継ぐ子も居ない独居老人も増えている現代では変わってゆくのが当然とも思えてくる。
火葬のみの直葬も増えているということ。
自分自身も死後のことには興味もなく子ども達に面倒をかけずに簡単に済ませてもらっても全然かまわないと思う。
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永い言い訳 (文春文庫 に 20-2)
- 西川美和
- 文藝春秋 / 2016年8月4日発売
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妻を失った悲しみと、悲しくても泣けない事情の中で翻弄する主人公のメンタルの弱さ。
人間の心は揺れ動くものであり、ずっと同じではない。
生きていく中で、昨日まであった世界が今日は全く別のものになるかもしれない。
妻を亡くしてから一度も泣いていなかった幸夫が最後に泣いた場面で心が揺さぶられ涙が出そうになってしまった。
家族を失うこと、残された者の思いなどとても考えさせられる内容だった。
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人生の迷いが消える アドラー心理学のススメ
- 向後千春
- 技術評論社 / 2016年2月26日発売
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沸き上がる行き場のない感情にも、ひとつひとつ理由があることを学んだ。
イライラや不安など負の感情を上手くやり過ごすには「100%パーフェクトではない自分」「不完全な自分」を認めなくてはならない。
かといって駄目な自分に安住することなく劣等コンプレックスを克服する事も大切である。
目からウロコな解決法は習慣化したい。
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日本株独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法
- 堀哲也
- 日本実業出版社 / 2016年12月27日発売
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投資の世界では60万円を120万円にするのも1億円を2億円にするのも手間とかかる時間はおおむね一緒だという。
なんとか退場せずに続けていければ資産は増やせるのだろうか。
永い間、投資で儲けてきた人でさえ失敗・損失は今でも避けられないということなので少しホッとする。
仕手株における需給と株価の動き方が興味深く、仕手筋が入っているとどういう動きになるのか気づきがあった。
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罪人の嘘 (角川文庫)
- 金子ありさ
- KADOKAWA/角川書店 / 2014年7月25日発売
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笠原はなぜ憎むべき職の弁護士の道を選んだのか。
勝訴を勝ち取るためには手段を選ばない冷血な人間になったのはやはり育った環境の成果と安易に解釈していたのが、ストーリー展開の秀逸さにもっと深い笠原の心の闇が明かされていき、ぐんぐん引き込まれる。
孤独だと思っていた自分を愛してくれていた人達の存在も知らされることになる。
先にドラマで見たのだが伊藤英明が正にはまり役で久しぶりに心を揺さぶられる作品に出逢えた気がした。
前回の「かなわない」に比べ、夫のECDさんが癌になったことで家族で向き合うきっかけができたのは良かったのかな。
自分が今まで自由でいられたのはECDさんのおかげだったのだと気づき、改めて大切さがわかった様子。
相変わらずお母さんとの仲が険悪なのが残念だが、親子は大なり小なりいつになっても反発し合う面はあると思う。
ある程度の年齢になったらある程度の距離を置くことも大切なのではないだろうか。
内容がリアルすぎて小説なのかドキュメンタリーなのかわからなくなってくる。
自分も認知症の義母の介護に心が折れそうになったこと数知れず、虐待まではいかずとも登場する介護者の気持ちはよくわかる。
このAケアは本人より介護者側の立場からは良策なのだろうが本人にとってどうなのか考えると複雑な気持ちになった。
誰もが年を取る。認知症や体の不自由という問題が出てきたときの事を今から真剣に考えておく必要性を痛感した。
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サイコパス (文春新書)
- 中野信子
- 文藝春秋 / 2016年11月18日発売
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サイコパスには冷たい計算はあっても熱い共感はない。
合理的なことを正解とし、道徳性などはなくても良い。
サイコパスの人は脳の中の扁桃体という部分の活動が一般の人と比べて低いとされている。
ということは、病的な分類と捉えて良いのだろうか。
社会的地位の高い人に多いそうだが、良心というブレーキや人の心の痛みを感じ取る働きが無いことは出世にも関係してくるのか興味が沸いた。
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死後離婚 (新書y 306)
- 吉川美津子
- 洋泉社 / 2017年2月2日発売
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夫の死後に籍を抜くのが死後離婚なのかなぐらいしか思いつかず、義理の親族との縁を切るけど名字はどうなるのか、夫からの遺産はどうなるのか、遺族年金はもらえるのかなどしっかり理解できたので良かった。
この制度は夫側の親族と上手くいっていなかった女性にとって非常に良いと思えた。
その他、子供の姓はどうなるのかなどもよくわかった。
手続きを間違えると、子どもとは別戸籍になってしまったりするので気をつけなくてはならない。
アイドル歌手だった頃も多忙で大変だったと思うが、成駒屋に嫁ぎ厳しいお叱りにも感謝しつつ多くのことを学んでこられた25年間は語り尽くせぬくらいの苦労の連続だったのではないだろうか。
365日全く休みもなく夫と三人の息子達を支えて頑張ってこられた三田寛子さんには心からの拍手を贈りたいと思う。
読み終えて背筋がピンと伸びたような気持ちになった。
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普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話 (扶桑社新書)
- 佐藤治彦
- 扶桑社 / 2015年11月1日発売
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多くの人が不安に思う老後の生活で今からやっておけることは何なのだろうと思い手にしてみた。
バーゲン買いやチョコチョコ買い、食品や日用品をまずは削る。
老後にいくら必要かなんてことは家庭ごとに違うし一様にいくらとは言えないはず。
我が家の事情で今後、厚生年金から国民年金に変えなくてはいけなくなったものの国民年金を払うのは損ではないかという漠然とした思いが払拭された。
遺族年金をもらうための条件が思っていたより厳しい。
自分は条件を満たしているのか不安になってくる。
国民健康保険料が地域ごとに大きな差があるのも気になった。
うーん、特に感想は、、、。
結婚、出産、夫の浪費、浮気、離婚などをただ順番に綴ってあるだけで面白くはなかった。
まあ、ひとつ肝に銘じなくてはと思ったのは、夫が帰るのが怖くなるような追い詰め方はしてはいけないということかな。
ここでは不信感を抱いた妻のたった一回の電話が終わりの始まりとなってしまったことにちょっとショックを受けた。
家庭ってそんな脆いものだったの?と。
人工知能システムを題材にしたミステリーということで現代のトレンドにもマッチしていて興味が沸いた。
ミステリーより恋愛に重きを置いた作品であり、ところどころ切ない気持ちになる。
クールで感情を表に出さなかった晴の内面を深く掘り下げるほどに見えてくる苦悩や真実も深い。
工藤さんの気持ちの変化も見所。
6編ともよくできていて面白かった。
特に「寝たきりの殺意」と「愛ドクロ」は結末でえぇっ!?と息を飲むような軽いショックを受けた。
全て、もしかしたらあり得る話かもしれない。
人間の持つ嫌な部分も見たくなくても見えてきてしまう。
そのリアルさにゾッとした。
この著者の作品は初めてだったのだが他の著書も読んでみようと思った。
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すべての疲労は脳が原因 1 (集英社新書)
- 梶本修身
- 集英社 / 2016年4月15日発売
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疲労因子FFと疲労回復因子FRの関係がわかって興味深かった。
疲労を感じると疲労回復因子FFが働き始めるわけだが、普段、あまり疲れることや体を動かすことをしていない人は、突然に大きな疲労を感じてもうまく疲労回復因子FRが働いていくれずに疲労が一気に蓄積され健康リスクが高まるというもの。
睡眠時間との関係性もこの因子にあり、個人差があることを学んだ。