サピエンス全史とかぶる内容もあったが、今回は歴史ではなくこれからの人類について歴史を元にした未来予測をされていた。
なぜこんなにもリアルに予測することごできるのか。ほれは著者が歴史学者だからなのだ。
「歴史は繰り返される」と言うが、悪い未来・嫌な未来をこさせないために歴史を知ることは重要なことなのだと感じた。
人間至上主義で、地球上のあらゆる動植物よりも犠牲にして成長してきた現在から、次の時代はデータ至上主義に入ろうとしている。
人間の意思決定よりも、あらゆる行動情報を記録したデータに基づく人工知能予測の方が自分が幸せになる意思決定をできる可能性が高い。
そうなったときに、人間至上主義でほかのものを犠牲にしてきたように、データ以外のもの、つまり我々自身も同じように扱っていくのだろうか?
という、どこか説得力を感じる問題提起に頭を悩まされた。
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- 感想投稿日 : 2019年8月3日
- 読了日 : 2019年8月3日
- 本棚登録日 : 2019年8月3日
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