『闘牛の影』のほうは今に通じるYAとして読めたけど、同じヴォイチェホフスカでもこちらはさすがにちょっと古いかなと感じた。訳も少し古びているし、ケビンの堕ち方も立ち直り方も両方とも唐突なような。
そういえば、最近もYAにはすごくいろいろな問題を抱えた若者が描かれているけど、ドラッグの話はそんなにないような気がする。気づいてないだけかな。(原書をざっとあさっていても、さほど目につかない。)80年代に『ブライトライツ・ビッグシティ』なんかがはやったとき、ヤッピー(死語)のインテリがみんなヤク中として描かれたりしていたけど、今はどうなんだろうね。(いや、でもヘイト・ユー・ギヴにも出てきたか。ディーラーがらみのやばい世界に足を突っ込んでいる子だけど。)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
YA
- 感想投稿日 : 2018年4月5日
- 読了日 : 2018年4月5日
- 本棚登録日 : 2018年4月5日
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