がんになった緩和ケア医が語る「残り2年」の生き方、考え方

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  • 宝島社 (2020年8月19日発売)
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感想 : 29
5

P60
最善に期待し、最悪に備える

P84
良き死は、逝く者からの最後の贈り物となる

P124
例え世界の終末が明日であっても私は林檎の樹を植える

P162
人は生きてきたように死んでいく

P200
あなたはあなたであるから大事なのです

身内ががんの手術した後、緩和ケア看護師を紹介され、知識のなかった私はとても動揺した。もうあとは死ぬだけなのか、と。

でも緩和ケア病棟というのは、
あなたが平安のうちに死ぬ事ができるだけでなく、最後まで生きることができるように、できるだけのことをする
ところで、今でもここの誤解は多いと思う。

穏やかに語りかけるこのドクターも、家族がいてどんなにここまで苦しんだか。
でも冷静に自分が死んだあとの家族の生活費などを考え、少し落ち着く、と書かれてあった。
現実を見つめ、1つづつ目の前の選択を、信頼できる主治医と家族とともに考えていく。
それしか、ないのだろう。

そのためにも家族とは、日頃から良好な関係であることが大切だとは思う…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年3月27日
読了日 : 2021年3月27日
本棚登録日 : 2020年12月5日

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