ひとさらい 笹井宏之第一歌集

著者 :
  • 書肆侃侃房 (2011年1月24日発売)
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本棚登録 : 576
感想 : 36
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夭逝した歌人の第一歌集。
何より本人のあとがきが印象的である。
表現することがなければ生きている価値はないのではないか、と私は思っている。

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拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません
いつもより遠心力の強い日にかるくゆるめたままの涙腺
フロアには朝が来ていて丁寧にお辞儀をしたらもうそれっきり
右うでに左うでが生えてしまってせっかくだから拍手している
国連でこたつを「強」にしていたらカナダから「弱」にされてしまった

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 短歌
感想投稿日 : 2014年3月10日
読了日 : 2014年3月10日
本棚登録日 : 2014年3月10日

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