夭逝した歌人の第一歌集。
何より本人のあとがきが印象的である。
表現することがなければ生きている価値はないのではないか、と私は思っている。
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拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません
いつもより遠心力の強い日にかるくゆるめたままの涙腺
フロアには朝が来ていて丁寧にお辞儀をしたらもうそれっきり
右うでに左うでが生えてしまってせっかくだから拍手している
国連でこたつを「強」にしていたらカナダから「弱」にされてしまった
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
短歌
- 感想投稿日 : 2014年3月10日
- 読了日 : 2014年3月10日
- 本棚登録日 : 2014年3月10日
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