赤いダイヤ (上) (集英社文庫)

  • 集英社 (1994年1月20日発売)
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本棚登録 : 121
感想 : 9
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昭和29年。「赤いダイヤ」と呼ばれる小豆の先物取引に群がる金の亡者を描く経済小説。昭和37年に書かれた小節なので読みにくいのかと思っていたら、無茶苦茶読みやすいし、テンポも良くてぐいぐい読ませる。キャラクターも際立ってるし、今時の小説だと言っても全く通用します。これはすごいぞ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年8月24日
読了日 : 2010年8月24日
本棚登録日 : 2010年8月24日

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コメント 1件

酔仙亭さんのコメント
2011/08/26

 遙か昔に、本作読みました。
 週刊文春のいわゆる「トップ屋」として活躍した作者、他にも色々と興味深い作品を書いていますね。
 「せどり男爵の冒険」等々。
 コメの先物市場が少しだけ、世間を賑わせていますが、さて、本作読み返してみようかしらん。

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