今までに数冊作者の本は読んできたが、全くてらいとか気負いの感じられない文章を書く人だ。それはエッセイでも全く変わらず、むしろより一層の冴えを見せる。
わずか3ページほどの中に幼い頃の思い出や自分の嗜好に合う(もしくは合わない)とるにたりないものもの、を書いているがなんて語彙の豊富な人なんだろう、そして描写の上手さ。りぼんにたいして「刹那的なありよう」だとか「緊張感と心意気がない」なんて書ける江国香織、恐るべし。
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- 感想投稿日 : 2013年6月15日
- 読了日 : 2013年6月14日
- 本棚登録日 : 2013年6月3日
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