美しいお菓子の描写もさることながら、お菓子業界の裏側と職人の厳しさ、やり甲斐といった要素が非常にうまく書かれているのがこのシリーズの一番の魅力。
さて、お菓子の嫌いな人がお菓子と関わるという切り口で展開する今作。この切り口が面白く、百貨店という販売するプロの側からの目線も興味深いです。今まで考えたこともない一つのお菓子を生み出すことの大変さと喜びが主人公・夏織を通じて書かれており、彼女の新たな挑戦に期待せずにはおれませんね。
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- 感想投稿日 : 2015年7月25日
- 読了日 : 2015年7月24日
- 本棚登録日 : 2014年12月8日
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