プログラムを読む、書くといったプログラミングに関わる行為での認知プロセスを詳細に解説し、認知の観点からより良いプログラミング・ソフトウェア開発のための取り組みを解説している。折々に演習を交えて読者に体感させる方式は好感が持てる。
まず、コードをよりよく読むことが最初に出てきた点に個人的には意外だった。プログラミングを行う、という観点だと書く方が先だという思い込みがあったので。
ただ、よく考えてみれば、何かを外界から認識するというアプローチや、言語の習得や何かしら考えた時に書く以上に読むことが重要であるのは合理的である。
短期記憶や長期記憶、認知フレームワーク、アンチパターンなどを用いて解説している。
目の前の仕事からいったん離れてプログラミングを振り返ってみるときによい本だと思った。
読書状況:いま読んでる
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カテゴリ:
技術書
- 感想投稿日 : 2023年12月24日
- 本棚登録日 : 2023年10月1日
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