法月綸太郎の冒険 (講談社ノベルス ノB- 6)

著者 :
  • 講談社 (1992年11月1日発売)
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本棚登録 : 123
感想 : 11
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ミステリ。短編集。
有名な「死刑囚パズル」「カニバリズム小論」収録。
「死刑囚パズル」は、やはり犯行状況の奇抜さが特徴。クイーンばりの論理的解決はお見事。個人的には、似た設定の鳥飼否宇『死と砂時計』のほうが好み。
「カニバリズム小論」は、常軌を逸した犯行動機が印象的。この手の作風は浦賀和宏作品を連想する。『記号を喰う魔女』が一番近いか。
他、沢田穂波が登場する図書館探偵ものは、少し雰囲気が変わって読みやすい印象。身近な日常の謎「切り裂き魔」がわりと好き。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 著者名:な行
感想投稿日 : 2017年4月16日
読了日 : 2017年4月16日
本棚登録日 : 2017年4月16日

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