伊藤計劃トリビュート2 (ハヤカワ文庫JA)

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レビュー : 12
るこさん アンソロジー   読み終わった 

SF。アンソロジー。全員20代以下の作家さん。
テーマは”テクノロジーが人間をどう変えていくか”と”異質な存在とのコミュニケーション”とのこと。
完成度の柴田勝家と黒石迩守。インパクトの草野原々。
自分はとりあえず、積んでる『虐殺器官』を早く読まないといけませんね。

草野原々「最後にして最初のアイドル」
衝撃作。
読んでいて思ったことは、”アイドルってなに?”。
はじめの20ページからは全く想像できない展開に。
一瞬、オールディス『地球の長い午後』っぽいかと思ったら、もっと異形の世界へ。
個人的には、野崎まど + 白井智之 +α くらいのイメージ。次回作次第では注目作家に仲間入りするかも。

ぼくのりりっくのぼうよみ「guilty」
世界的戦争後のディストピア。
”人間の感情を殺して平和な世界を作るべきなのだろうか”

柴田勝家「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」
タイトル通りの内容。学術論文のような、報告書のような、事務的な文体。
『クロニスタ 戦争人類学者』を読んでから、何気に気になっていた作家。この短編も、VRものとして、なかなか洗練されているように思う。
森博嗣『私たちは生きているのか?』、小林泰三「キャッシュ」(『海を見る人』収録)を想い起す。

黒石迩守「くすんだ言語」
言語SF。2069年。
ジャンルとして苦手な感じは受けたが、中盤以降は適度なミステリ色もあり評価アップ。
デビュー作『ヒュレーの海』も要チェック。

伏見完「あるいは呼吸する墓標」
うーん、これはよく分からなかった。テーマには一番合っているかも。

小川哲「ゲームの王国」
長いのでスルー。すいません。

レビュー投稿日
2017年6月26日
読了日
2017年6月26日
本棚登録日
2017年6月25日
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