撃墜―大韓航空機事件〈上〉 (講談社文庫)

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感想 : 3
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本書は、大韓航空機撃墜事件をテーマに、日米とソ連との攻防を中心に、書かれたノンフィクションである。
当時は、米ソ冷戦時代で、米ソの激しい応酬がなかなか面白い。
また、日本の対応が思ったより適格かつ適切で、政府が覚悟さえ決めてしまえばなんとかなるものだなと感心した。最近多い野党の非建設的な邪魔もないようでそういう点もあるのだろう。
ただ、対象が大韓航空機のはずなのに韓国の影があまりに薄い。たしかに当時国連非加盟、韓ソ間の国交はないという状態ではあるのだが。
また、反ソ集会が動員をかけられなければ行われないという薄情さや大韓航空機だけが2回もソ連の領空侵犯をしているというレベルの低さに驚かされるばかりである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2021年8月20日
読了日 : 2015年8月30日
本棚登録日 : 2013年10月5日

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