中国はもう終わっている

  • 徳間書店 (2013年9月1日発売)
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この本は、中国から日本に帰化して中国や日中関係について論評している石平氏と、台湾出身で東アジア情勢を文明史の視点から分析している黄文雄氏の対談本で、中国経済と政治体制を中心に崩壊という中国の将来を予想した本である。
平成25年9月に刊行。いまだ崩壊はならず。

話の柱としては、
・中国は人権問題や環境問題などで世界から見捨てられる
・経済減速で外資は撤退、地方政府の崩壊、ハイパーインフレにより結果的に中国経済は崩壊する
・権力闘争等により習近平体制は破綻し中国は分裂する
・アメリカとの難しい問題やTPPを含む中国包囲網等により日中は激突する
というもので、結果
 これらにより世界的に中国の影響力は低下し、最終的に中国は崩壊する
と言うものです。

日本人の知らない中国の内情というものがあるので「もしかして本当にそうなるかも?」感はあるものの、事実の確認のしようがないというのも事実で、頭からすべて信用する訳にはいかないが、こういう視点で対応策的な考えを巡らすことも必要だと感じさせられました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 売却済み
感想投稿日 : 2018年10月28日
読了日 : 2016年9月4日
本棚登録日 : 2015年6月8日

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