小さな背中が少しずつたくましく見えてくる
推理作家が描きたかったファンタジーの世界。元々ライトノベル出身ということもあってか、世界観の作り込みがよく出来ています。女の子がやけに多いですが、俗に言うハーレムものではなく、王都で起こる連続殺人や人種差別の問題が物語に暗い影を落としています。主人公=最強という設定が流行りのなかで、半人前の魔術師・ジゼルを主役に置き、悪戦苦闘しながら道を切り開いていく様子に好感が持てました。
目新しいものは特にない王道ファンタジーです。冒険は始まったばかり ー と締めくくられるこの先、どのような冒険が待っているのか期待しましょう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年1月11日
- 読了日 : 2016年1月
- 本棚登録日 : 2016年1月10日
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