柳広司の初期作品。
ただ、加筆修正とあるので、変わっている部分もあるかも。
『ジョーカー・ゲーム』シリーズにハマったのは、さて、いつのことやら。
久々に手に取ったのは「ソクラテス」が出て来るミステリーってどんなんよ、と思ったから。
時代をこれだて隔ててしまうと、現実味のあるミステリーとしては仕立てあげにくいように思うのだけど、面白く描かれていて、すごい。
アテナイの人々の物語を、ソクラテスが「ロゴス」を以て、一つの真実に帰結させていく。
謎が進行中の時は、長いなあと感じたのだけど、解決編に至って、急に読むスピードが加速していった感じがした。
ピュタゴラス教団についても触れられているが、ほんと、謎(笑)
ただ、単なる謎解きだけでなく、ソクラテスがなぜ、ああいった最期を遂げることになったかという所まで、分かるように思えた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2019年
- 感想投稿日 : 2019年11月3日
- 読了日 : 2019年11月3日
- 本棚登録日 : 2019年11月3日
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