源氏物語入門 〈桐壺巻〉を読む (角川ソフィア文庫)

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  • KADOKAWA (2021年2月25日発売)
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本棚登録 : 31
感想 : 1
4

一気に読もうと思っていたので、しばらく源氏物語系統が続きます、ご容赦。

で、まずは桐壺からと思い、この一冊。
角川ソフィア文庫、強し。
物語全体の注釈を扱えば、ボリュームがすごいことになるから、どこ扱う? そりゃ、桐壺でしょ!ということで、『源氏物語』の小宇宙たる桐壺巻をかなり丁寧に解説してくれています。
ありがたい。

桐壺を単に悲劇のヒロインとして見るではなく、裏返すと、その悲劇のヒロイン性を強かさとも重ねながら描いておられる所も、面白い。

現代の結婚観とはかけ離れて…などいなくて、令和の今でさえ、ある立場の方が誰と結婚なさるかということは、秩序の対象なんだなぁと思うのです。
お金ということも大きいだろうけど、私たちがそこに「関係」している意識が働くんだなぁと。

後宮の憎悪が、宮中の男性官僚に、そして都に住む人々に及び、不安に揺れる様。
一人の男のタブーからの、恐ろしい幕開け。
てか、紫式部、これ書いて無事だったんだね…。
そんなわけで、まだ光源氏が台頭する前であるのに、いや個人的にはこれがあるから本編が、面白く読めるのだと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2021年
感想投稿日 : 2021年8月8日
読了日 : 2021年8月8日
本棚登録日 : 2021年8月8日

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