私家本 椿説弓張月 (新潮文庫)

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本棚登録 : 35
レビュー : 6
著者 :
mitsukiさん 2017年   読み終わった 

予想以上に面白かったー!

解説を読んでいると本家『椿説弓張月』から省略されているシーンも幾つかあるようで、いつかそちらも読まないとな、と思いつつ。
ひとまず、この私家版でしっかり満足しました。

為朝自身に落ち度があった訳ではないのに、都から離れ、居場所を求めてゆくのだが。
狼を手なづけるシーンにグッときてからの、紀平治!結局、最後まで従者として大活躍の紀平治、素敵すぎる。

勧善懲悪、良いじゃないか。
その中にも、為朝の健気さというか、何度も諦めかけては善に戻されてゆく。それは一瞬の地獄でもあると思う。
自らが生きることで、周りを変化させてしまう、そんな力の持ち主は、時に自らを振り返り、命を絶とうとすら考える。
その流れの中で起こる奇跡に、素直にホッとするので良いと思う。

あっと言う間に読めて、なんだか元気になった!

レビュー投稿日
2017年6月11日
読了日
2017年6月11日
本棚登録日
2017年6月11日
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