「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー (新潮文庫)

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本棚登録 : 929
レビュー : 121
著者 :
mitsukiさん 2014年   読み終わった 

弱者の兵法。

こう言い放つ傍らで、自分たちが持つべきプライドを見つけよ、と言う。
週一回の練習と、頭脳以外は平凡な能力値。
しかし、その中で野球を楽しむ、試合に出ることを楽しむという部員の思いが可愛い。

さて。各校のコーチが読んだら、一体何て言うんだろう?

解説では桑田真澄が、武士道野球に対して少し批判をしている。
練習量ではなく質を、服従ではなく調和が必要であると語る。

私は、精神性とスポーツとはやや異なる所にあると思っている。
ゲームというものを、どんな心境で臨むかは各人の自由である。こうでなくてはならないスタンスというものは、多分ない。

けれど、学校世界での部活動は何か理想的な型があるように思える。
そして、理想的に仕上がった型を崩すには勇気が要る。
だから、型は今も存在している。

開成高校野球部の面白さは、まずもってその型を求められない所だ。だから、工夫で乗り切ろうとする。

勝つことは、楽しい。
そこから新たに見出す境地があって良いのだと思う。

レビュー投稿日
2014年4月13日
読了日
2014年4月13日
本棚登録日
2014年4月13日
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