忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)

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本棚登録 : 1027
レビュー : 131
制作 : 土屋 政雄 
mitsukiさん 2017年   読み終わった 

冒頭が、とりあえず訳し方に慣れる苦痛があったというか……しんどかった。

中盤以降、ブリテン人とサクソン人の登場人物が出揃う辺りからは、ああ成る程って読めるのだけど。
アーサー王伝説を名前くらいしか知らない私には、読むのが早すぎたのかもしれない。
ガヴェインとマーリン。名前は知ってるんだけど。

忘れることの良い面と悪い面。
憎しみや怒りを忘れてしまったから、違和は残るけれど平和は保たれた。
けれど、あった出来事を忘れるというのは、何かに仕舞いこむようなイメージなのか。空白がぽかりと出来るイメージなのか。
とにかく、そんな違和を抱えながら生きていくことから脱したアクセルとベアトリス。
息子は本当に存在するのか?ずっと疑問に思っていたことが、雌竜の死によって明かされる。

忘却というテーマで書かれた作品は多いよね。
忘却で終わる作品だってある。
ラストシーン、二人は無事に島へ渡ることが出来るのだろうか。
それとも。ベアトリスは思い出してしまったのだろうか。

レビュー投稿日
2017年10月28日
読了日
2017年10月28日
本棚登録日
2017年10月28日
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