落下する夕方 (角川文庫 え 4-1)

著者 :
  • KADOKAWA (1999年7月5日発売)
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本棚登録 : 11803
感想 : 1010
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印象的だったのは、華子の以下の一言。
「私はシカ。それも雄のシカになりたかった」

華子と私と時々健吾。私の中で、序盤は健吾が多くの割合を占めているが、物語が進む中で、徐々に華子に移り変わっていく。

私が華子にある種、依存していく。華子は関わる全ての他人から、依存または執着されているのに、彼女は全く関心がない。

華子の言動に我々読者も引き込まれて、興味を抱いていくのが不思議だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年1月20日
読了日 : 2022年1月20日
本棚登録日 : 2022年1月20日

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