モダン・ジャズのたのしみ (植草甚一スクラップ・ブック 12)

  • 晶文社 (2004年10月1日発売)
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感想 : 6
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筆者のジャズに対しての愛というか喜び、うれしさ、楽しさがひしひしと伝わってくる一冊です。独特の語り口調の文体がいいですね。
私自身、最近ジャズを聴き始めるようになって、やはりどこからどう攻めたらいいのかと悩みつつ、参考になりそうなジャズ本はないかと思い、この本を手に取ったわけですが、私には十分参考になりました。
他のジャズ本は、筆者の選定したアーティストやレコード、曲がページ毎に並べてあって解説が載ってたりするわけですが、初心者である身には読みづらくって仕方ない。それに比べ、この本は筆者の趣味ももちろん、歴史的な流れも織り交ぜながら解説してあり、途中で出てくる曲名を時々メモしながら読んでいました。今はiTunes等で気軽に検索し視聴もできるので便利な世の中になったもんです。
ジャズを楽しみたい、そんな自分の理想の姿というか、楽しんでいる筆者の姿が見て取れるこの本は、ジャズ入門者にはおススメだと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 趣味
感想投稿日 : 2012年3月13日
読了日 : 2012年1月19日
本棚登録日 : 2011年12月21日

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