螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)

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本棚登録 : 5165
レビュー : 417
著者 :
miyacococoさん 村上春樹   読み終わった 

確かに赤と緑のハードカバーは買って読んだはずなのに、ストーリーは覚えていないあの作品の雰囲気は思い出せた『蛍』、よかった。夏のはずなのに冬を引き摺ったまま終わるラストの方すごい。
『納屋を焼く』もよかった。不穏さもドライさもちょうどいい塩梅。
村上流ギャツビィなのかな、あの人。
主人公が1㌔4分ちょっとで走るって早いやないかい!と物語と関係ないとこでイラついたけど。
『めくらやなぎと眠る女』、一番好き。平日昼間、まだ学生のいとこの通院の付き添う主人公。特に事件は起こらないし、出来事ともいえないし、スケジュール的にこなす、で終わりそうな数時間を集めてそれを舞台にするなんて。でもぎゅうぎゅうに内容は詰まってる。
いとこの耳を見る箇所、向田邦子『耳』思い出してひやひやした。
村上春樹の魅力がちょっと分かったかも~(やせ我慢)な一冊でした。

レビュー投稿日
2019年9月11日
読了日
2019年9月11日
本棚登録日
2019年9月11日
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