主人公が住む小屋のような家の近所には、淫売の姉妹や相手の分からない子を宿している娘や気違いの男やその白痴の妻が住んでいる。時恰も大戦の空襲の中、日々は地獄のようでありまた退屈でもある。白痴の女はいつの間にか主人公の小屋の押入れに住むようになり、二人の間には(性的な意味で)交流が生まれたり(精神的な意味で)生まれなかったりする。大空襲の中、主人公は女を連れて戦火から逃げ、途上で何となく心を通わせる場面があるようなないような。めんどくせえ話だな。安吾ファンには何故か評価が高いらしいが、昔も今もいいところが全く分からないし分かる気もないし分からなくてもいいと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2013年8月2日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年8月2日
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