自分の周囲にいる人間が皆食人の習慣を持っており、隙あらば自分を食おうと企んでいるのだという妄想を抱いた男の日記。冒頭で語り手は、日記を書いた本人はすっかり全快して、余所の街に出仕したと聞かされたと書いているが、証左が何もない事を思って深読みすると、ちょっとヒヤリ。まあどう読んでも統合失調症なので、そう簡単には治らないと思うけど、実は本当に喰われているのかもと考えると途端にサイコホラー。

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カテゴリ 文学
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