実体なき幽霊かと思いきや、しっかり足があり、ちゃんとしたミステリーだ。前作読後で免疫もついており、安心感はあったが、反則なしでしっかり騙された。作者の意のまんま思う壺に嵌められた。前作ほどの恐怖感はないものの、その分、見崎鳴を静かに穏やかに目を細めながら眺めることができた。神秘で近寄りがたかった鳴がぐんと近くなった。結構人間的で可愛い。このシリーズ、読者からの要望があれば今後も続けるとのこと。是非いろんな鳴を見てみたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年1月13日
- 読了日 : 2014年1月13日
- 本棚登録日 : 2014年1月13日
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