スウェーデン館の謎 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (1995年5月8日発売)
3.33
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本棚登録 : 565
感想 : 56
4

ああ、これは切ないよなぁ。
もしも、という要素が
あって欲しい作品でしたね。
ある人が「ある要素」さえ持っていれば
全ての諸悪の根源はなかったし、
痛ましい事件さえ起きなかったわけで。

まあ、もしかしたらわかるかもしれませんが
やたらたてつく人間がいるので
そこに「もしかして?」を見出せるかもしれません。
謎さえ解けなくてもね。
まあ、その予想はあたりです。

あと罠の表現も出てきますが
某それが本当だった作品とは違い
それは途中で打ち消されますので
ご安心を。

さすがの火村も
この事件に関しては言葉を
つぐんでいます。
仕方ないよね。
あまりにも救いがなさ過ぎました。

解決しても
そこに爽快感は、ない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2017年3月16日
読了日 : 2017年3月16日
本棚登録日 : 2017年3月16日

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