失われた遺産 (ハヤカワ文庫 SF 482 ハインライン傑作集 1)

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感想 : 4
4

とっても深い物語ばかりでした。
テーマは「人間」。
それぞれの物語の、人間の形。

ただし、最後の「猿は歌わない」は
人の扱われ方が少々、異なっています。

私が読んでいてとっても夢中にさせられ、
なおかつ深いな、と思ったのは
表題作でした。

その壮大すぎるほどの物語には、
聖書、神話、争いなど
多方面からのアプローチが
怒涛のごとくきます。
そして、人としての「危機」

現実ではおきてはいませんが、
今の世界は危機を迎えているのは
確かに思えるのは、気のせいでしょうか。

フィクションですが、
読み終わった後、なぜか大きくなったような
気がしてきました。
万人ウケこそしないのが残念ですが、
本当に面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2013年9月27日
読了日 : 2013年9月27日
本棚登録日 : 2013年9月27日

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