とっても深い物語ばかりでした。
テーマは「人間」。
それぞれの物語の、人間の形。
ただし、最後の「猿は歌わない」は
人の扱われ方が少々、異なっています。
私が読んでいてとっても夢中にさせられ、
なおかつ深いな、と思ったのは
表題作でした。
その壮大すぎるほどの物語には、
聖書、神話、争いなど
多方面からのアプローチが
怒涛のごとくきます。
そして、人としての「危機」
現実ではおきてはいませんが、
今の世界は危機を迎えているのは
確かに思えるのは、気のせいでしょうか。
フィクションですが、
読み終わった後、なぜか大きくなったような
気がしてきました。
万人ウケこそしないのが残念ですが、
本当に面白かったです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2013年9月27日
- 読了日 : 2013年9月27日
- 本棚登録日 : 2013年9月27日
みんなの感想をみる