ポプラの木のそばに立つ小さなアパート。
父を亡くした7歳の私は、まるでポプラの木に引き寄せられるように母とそのアパートに移り住んだ。
あれから18年。
幼心に怖かった大家のおばあさんが亡くなった一一。
「何でも、手紙が出てきたらしいわよ。」
18年という時を経て守られたひとつの約束。今は亡き愛する人へと綴った手紙一。
***
電車で読んだのが失敗でした。泣きました。
「夏の庭」で有名な湯本香樹実さんの作品。個人的にはこのお話の方が好きです。
死というものをこれだけ身近に引き寄せて、なおかつその重みを丁寧に響かせるのはこの作家さんならではですね。他の作品も読んでみたいです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年2月6日
- 読了日 : 2013年2月6日
- 本棚登録日 : 2013年2月6日
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